湊川新開地ガイドブック

『新開地アートブックプロジェクト〜まちの地質調査〜』は、美術家／井上明彦氏をはじめとするプロジェクトチーム「曙団」が、2003年１月から３月にかけてまちのフィールドワークを行い、その成果をアートブックにまとめるという企画です。

このプロジェクトでは、フィールドワークと平行して、まちの人々が次々に別の人やお薦め情報を紹介し、数珠つなぎに取材してまわる「ピンボール取材大作戦」、さまざまなワークショップ、ドキュメント展などを敢行し、次々とまちの魅力を掘り起こしました。わずか3ヶ月の超ド短期の地質調査にもかかわらず膨大な情報が集結。アーティストならではのユニークな視点による唯一無二の『湊川新開地ガイドブック』がついに完成しました！

新開地の誕生以前をひも解いた「湊川から新開地へ」、大衆演劇、無声映画などで賑わっていた「歓楽のまち」、様々なまちのシンボルの変遷「公園と駅」「タワーと温泉」、天井川の地形の名残りを綴った「土手めぐり十二景」など、様々なテーマによって眠っていたまちの魅力がクローズアップされています。
今はなき建物の記録やまちの人々の記憶がつまった本書を片手に、「湊川新開地」をぶらりと散策してはいかがでしょう？

A5サイズ、124P、フルカラー、新旧マップ付き（2400円/税込み）
※新開地の方ならびにKAVC倶楽部会員は特別価格（1800円/税込み）

＊本書は品切れです。
＊朝日新聞書評