onmuseum_logo_b.gif s.gif

■シンポジウムの概要
(主催者による趣旨とプログラムです。)

s.gif s.gif s.gif
spacer.gif

■シンポジウム概要

■井上明彦のレジュメ

■アンケート依頼文

■アンケートへの回答
(50音順、敬称略)

石原友明

今村 源

扇 千花

大山幸子

児玉靖枝

椎原 保

夏池 篤

ひろいのぶこ

藤 浩志

三嶽伊紗

森下明彦

山部泰司

渡辺信明


■法的問題について
(藤浩志氏から)

■補遺二点

■芦屋市立美術博物館を考えるワーキンググループ

■井上への問い合わせ



 
シンポジウム「美術館・博物館はなぜ必要か?」

2004年5月8日(土)午後1:00〜5:30
兵庫県立美術館 1F ミュージアムホール
主催:美術史学会文化資源学会兵庫県立美術館

開催趣旨:
会員2,200名の三分の一を全国の美術館・博物館の学芸員が占める美術史学会は、美術館・博物館をとりまく昨今の厳しい状況を憂慮し、2001年に科学研究費対策委員会を設け、学芸員が文部科学省科学研究費補助金の代表申請資格を得られるよう支援するなど、美術館・博物館の研究環境の向上に取り組んできました。2002年9月には栃木県立美術館が、2003年10月には大阪市立東洋陶磁美術館が、また今春には神奈川県立近代美術館が研究機関に指定され一定の成果を収めましたが、運営費削減、学芸員の解雇や配置替え、組織の改変、閉館が相次ぐなど、美術館・博物館をめぐる状況はさらに厳しいものになりました。そこで、2003年2月に東支部特別例会としてシンポジウム「美術館・博物館の新たな現状と課題〜学芸員の科学研究費申請をめぐって」を開催し、これらの問題について論じました。
しかしながら、昨年10月、芦屋市立美術博物館を2006年度までに民間に委託し、委託先が見つからなければ売却、もしくは休館するという案が芦屋市から発表され、各方面に大きな波紋を投げかけました。同館の民営化・休館問題は、昨年7月の地方自治法の一部改正による公共施設の民間委託の規制緩和が背景にあり、全国の自治体への波及は必至と予測されるだけに、さらに大きな問題を含んでいます。
そこで今回、芦屋市立美術博物館の問題を全国の美術館・博物館全体の問題として論じる場が必要であると考え、シンポジウムの開催を計画しました。これを機に、美術館・博物館の問題が身近な問題として、また美術史研究の発展に関わる重大な問題として広く認識されることを願っています。


プログラム

1:00〜1:15

あいさつ 有賀祥隆(美術史学会代表委員)
趣旨説明 中谷伸生(関西大学、美術史学会美術館博物館委員)

1:15〜2:15 第1部「美術館・博物館の現状と問題点」

報告1 越智裕二郎(兵庫県立美術館)
報告2 中谷至宏(二条城・京都市美術館)
報告3 河崎晃一(芦屋市立美術博物館)
報告4 川浪千鶴(福岡県立美術館)

2:15〜2:30 休憩

2:30〜3:50 第2部「美術館・博物館はなぜ必要か?」

報告5 山田 諭(名古屋市美術館)
報告6 貝塚 健(ブリヂストン美術館、美術学史会美術館博物館委員)
報告7 井上明彦(京都市立芸術大学)
報告8 吉田憲司(国立民族学博物館)

3:50〜4:05 休憩

4:05〜5:30 総合討議:コーディネーター 小勝禮子
           (栃木県立美術館、美術史学会美術館博物館委員)

▲top s.gif s.gif